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悪い円安とは?いつまで続くとやばいの?小学生でもわかりやすくまとめてみた!

悪い円安とは?

円相場が1ドル=125円を突破し、およそ20年ぶりの円安水準となりました。
2022年4月15日の閣議後会見で、鈴木財務大臣は【これは悪い円安と言える】と発言されています。

この【悪い円安とは】どういった意味合いなのでしょうか?
また、今更聞けないそもそも【円安】と【円高】って何なの?
円安が続いたらどうなるの?
この3点について、小学生でも理解出来るようにわかりやすくまとめてみました。

目次

円安と円高をわかりやすく解説

円高とは?

円高とは文字通り日本円が高くなっていることを表しています。

100円を出せば1ドルを買えていたところ、
50円を出せば1ドルを買えるようになったことを示している図です。

この動きを【円高】と言います。

100→50円になったから円安じゃないなの!?
と思われると思いますが
【50円=1ドルということは、100円で2ドルも買えるということになります】

100円=1ドルのときよりも、ドルをたくさん買えるようになりました。
その分、円の価値が高くなったということなのですね(=円高)

円安とは?

円安とは文字通り日本円が安くなっていることを表しています。

100円を出せば1ドルを買えていたところ、
200円を出さなければ、1ドルが買えないようになったことを示している図です。

この動きを【円安】と言います。

先ほどと同じように、100→200円になったから円高じゃないなの!?
と思われると思いますが
【200円=1ドルということは、100円で0.5ドルしか買えないということになります】

100円=1ドルのときよりも、ドルが買えなくなってしまいました
それだけ円の価値が安くなったということなのですね(=円安)

悪い円安とは?

日本経済の危機!?事態を整理

冒頭でもお伝えした通り、
急速な円安ドル高により【日本経済の危機】とまで言われています。

1ドル125円を突破した!?
これの何がやばいの!?
この意味合いを図解しますとこうなります。

110円で買えたものが、125円掛かってしまうということになります。
このことから判ることとして、
・【円で輸入品を買うときは損】
・【輸出品はドルでお支払いなので得!】
ということが言えます!

輸入品は【損】

輸出品は【得】


昔は円安が求められていた時期がありました。
輸出製造業が好調なときは輸出産業を応援し、あえて【円安】へシフトする動きがありました。

しかし、現状はそうではありません。
そのために、現在では【悪い円安】と言われています。

なぜ【悪い円安】と言われているのでしょうか?
それは【過去と比べ、円安に対するデメリットが多い為】です。
一例を挙げると、このようなものがあります。

・輸出製造業が不調であること(アメリカや中国に劣っている)
・輸出製造業の生産拠点を海外に置くことが多くなった。
→給料がドルになるため(国内工場で生産したものを、海外へ売っていた時代との違い)

この事例のことから輸出に対するメリットがあまりなくなってしまいました。

この中で、輸入品が高くなることから【生活に支障が出る】ことが問題となりそうです。
※家計で輸出なんてしないですよね。。。基本は輸入したものをスーパーで購入する

この輸入コストで物価の値上がりが生じる
プラス、日本では給料が上がっていない

このような流れで
景気の上昇が伴わない、円安による物価高が加速するだろうと言われており
【日本の経済がピンチ】ということに直結しているわけです。

これはいつまで続くのでしょうか?
この円安になった背景を理解しておきましょう!

なぜ急速な円安が進んだの?

理由は二つあります。

1|アメリカが金利を引き上げた

現在のアメリカは物価がかなり上がっています(インフレ)

インフレーションとは?
お金の価値より物価が上昇すること

デフレーションとは?
お金の価値より物価が低下すること

デフレ=景気の悪化

・商品の値段を安くしないと売れない

・なぜ?給料が少ない

・安く売れないから企業が儲からない

・企業が儲からないから給料が少ない

この悪循環を【デフレスパイラル】と言います。

これが日本の今まで。

このことから金利を下げて、お金を借りやすくして商売を促す、経済を回すことが目的でした。
※金利が高ければ、お買い物しづらいですよね。

日本は経済が不況であったため、金利を下げて今まできている。これは世界中でも共通だった。

しかし、アメリカが金利を上げ始めた。なぜ?それは物価が上がり始めたからです。

アメリカは【コロナからの景気回復の初動が早かったから】物価が上がりつつあるのですね。
そこでポイントになるのが、

供給は少ないが、需要が先に増えまくっている!!

アメリカは経済をオープンにしたことで【需要がアップ】
だが、物流はまだ復旧していない・・・。

この需要と供給の関係で【物価】が決まってくるのです!!

このことから、アメリカは緩やかなインフレに入っている=好景気ということになりますね!

急激なインフレは逆にだめ!!
給料の上昇が物価の上昇に追いつけないから。
基本的に中央銀行や国家が緩やかなインフレを目指し「通貨の価値安定」「経済の安定」のために
介入していく。これを金融政策と言いますね( ^ω^ )

2|金利の高い国の通貨を買おうとするから

アメリカが金利を上げたならば、諸外国も金利を引き上げていくことが望まれるのです。

なぜ?

国家間で金利に大きな差があった場合、もちろん金利の高い国の通貨を買いますよね!
※金利の高い銀行にお金を預ける方がお得ですよね!昔は銀行にお金を預けておくだけで、お金が増える時代があったみたいです。
今は金利が低いから【投資】などが流行っているわけですね。

このことから、金利の高いアメリカのドルがお得ってことになるんですね!
つまりアメリカとの経済差が、更に広がってしまうわけです。

日本は金利を上げるの?上げないの?

円も存在感のある通貨です。
世界第2位の経済大国と言われている時期は【ドルと円を買っていたら間違いない】
こんな時期もあったわけです。

今も【円】が選ばれるのでしょうか?
それは現状あまり考えられません。

世界中で【ドル】が買われる中で【円】はどうするの?
と注目が集まっています。
理由は日本は金利を下げまくって【マイナス金利】だからです。

マイナス金利とは?

金融機関が日銀に預けている口座預金の一部をマイナスの金利にすることを【マイナス金利】と言います。

金融機関が日銀にお金を預けていたら
日銀の金利を支払いしなくてはいけない。

銀行に預けるなら企業にお金を回しましょう!
これも景気刺激策の一部です。

このマイナス金利が【銀行の商売を圧迫する】という
作用もあることから銀行が儲からない。

もちろんデメリットもありますが
日本はこの【金利を上げない】ことに
拘っていました。


そんな日本がアメリカと同様に【金利を上げるのか?】と注目されていました。
そこで日本が行ったのが【連続指値買いオペ】です。

連続指値買いオペとは?
金融機関から国債を買い入れた。指値とは指定した利回りのこと。

国債とは、簡単にいうと国が発行する債券のこと。日本国が発行する債券は「日本国債」と呼ばれます。債券とは、資金を借り入れする際に発行される有価証券で、借用証書でもあります。債券は発行される団体によって呼称が異なります。

引用元:国債って何?

日銀が国際機関から国債を買い入れた理由は【金利の上限を指定した金利以上にならないことを狙っている】
これも日銀の金利上昇抑制の対策です。
日銀が購入した国債は2兆円以上を買い占めたようです。

これで生じるのが【アメリカとの金利の差が更にひらいていく】ということです。

それなら今のうちに【ドル】を買っておこうという思考になります。
このことで【円は下がってドルは上がる】という判断で
一気に「ドル買い円売り」に動いたことで【1ドル125円】になったのです。

円安が生み出す恐怖

【通貨の価値=国の力】という関係性に当たります。
これでなぜ日本がピンチと言われるのでしょうか?

これを分かりやすく説明するために
ロシアのルーブル(ロシア通貨)と比較してみます。

ロシアは経済政策を受けています(ロシアとウクライナの問題により)
これにより一気にルーブルが暴落しました。
これによりプーチン大統領は【天然ガスの支払いはルーブルじゃないと受け付けない】と言い
通貨価値の下落を食い止めるための方策を行いましたが
それでもルーブルの価値は下がっていってしまいました。

ここで【ルーブルと円】を比較します。
なんと【ルーブル】より【円】が円安になっているのです。

あれだけ問題を起こしているロシアにさえ、通貨の価値が負けているのです。
このことより【日本だけが著しく国際競争力が失われている】ことが判ります。

私たちの国より通貨価値が低いところはあるのか?
あります。
それは【トルコ】です。

【インフレ→金利を上げる】ことが一般的であり、
お金を借りづらくすることで商売をクールダウンすることにより
物価の急上昇を防止することが当たり前なんです。

しかし【トルコ】の大統領がこれに対し、逆アクションを行い
政策ミスを起こしてしまったのです。

この結果、物価上昇中に金利を下げたことで
更にインフレが加速=物価が上がるだけでなく、通貨が下がってしましました。
そのことにより、現在のトルコリラ(トルコの通貨)の価値は下がりに下がり
国民が持つトルコリラでは、物が買えない状態になってしまいました。

判りやすくいうと【1000万円の価値が100万円の価値】になってしまったのです。
※実際に10年間で1/10の価値になっています。

トルコ民は現在、貧困に喘いでいる状態です。
つまり日本でも円安がこのまま続けば
【トルコ同様貧困状態になる】可能性があるということです。

まとめ

今回は【悪い円安】についてご紹介させていただきました。
日本の円安はいつまで続くのでしょうか?
また、貧困回避のために日本が出す施策にも注目が集まります。

日銀はなぜ金利の上昇をここまで抑制するのか?
これも気になる点ですね!

もしそれ知りたい!って方がおられましたら
続編記事を作成しますのでコメントよろしくお願いします!

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